職員室より

ペルセウス座流星群 

 今年(2014年)のペルセウス座流星群は、あまり条件がよくありません。満月に近い月が長い時間空にあるためです。月はたいへん明るいため、それよりずっと光の弱い天体である流星を見えづらくします。8月12日の夜は、流星が出現し始める21時過ぎには、満月を過ぎたばかりの月が東の空に見えています。それから未明まで月が沈むことはなく、月明かりの影響がある中でペルセウス座流星群を観察することになります。しかし、月明かりに負けないような明るい流星が出現する可能性もありますので、ぜひ観察をしてみてください。(自然科学研究機構国立天文台)