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“学校集会での校長先生のお話”

H26.12.2

 おはようございます。

 知っている人もいると思いますが、12月4日から10日までは人権週間です。人権とは、だれでもが命を大切にされ幸せになるための権利です。これは、人権週間のときだけではなく、いつでも誰でもが守られなければいけないことです。

 人権が守られない問題には、いろいろな差別や暴力の問題などがあります。しかし、それらの問題をなくしていくためにしなければいけないことは、今までも話してきましたが、人に対して人が嫌がることを言ったり、人の嫌がることをしたりしてはいけないということです。これは、一人一人が守らなければいけないことです。遊びのつもりだったとかふざけていたとかは理由にはなりません。

先週の児童集会で児童会の人たちが、困っていることを各クラスで話し合った結果を発表してくれました。その困ったことの一つに、言葉遣いについて、心を傷つける言葉や汚い言葉の問題がありました。学校で11月に行ったいじめのアンケートでも、嫌なことや悪口を言われていじめられたことがあると答えている人が36人いました。特に1年生から4年生に多くありました。どんなことがあっても、人の嫌がることを言ったりしたりするのはいけません。でも、そのことを分かっていない人が、まだまだいます。児童会の人たちがそういった問題を学校の問題として考え、取り組んでくれることは、とてもよいことだと思います。児童会を中心として、人の嫌がることを言ったりしたりする人がいなくなるようにクラスで話し合い、みんなで協力して思いやりのある学校にしていきましょう。そうすれば旭小学校はもっもっとよい学校になっていきます。そして、児童会の人たちがもう一つ学校の問題として報告してくれた運動所の使い方についても解決していけるのではないかと思います。

 旭小学校の一人一人には、低学年のうちは、言ってはいけないよということを一つ一つ知っていくことも必要ですが、高学年になるまでには、人に教えてもらわなくても、こういうことは人権に関わるから言ってはいけないんだよなということを自分で感じ取ることができる感覚を身に付けていって欲しいと思います。