未分類

〝学校集会での校長先生のお話”

H28.2.2

 おはようございます。

 いよいよ2月になりました、今の学年・学級もあと2か月です。みんなはどうやってこの一年間を締めくくるのかな。何かいけないことをして叱られたとき、小さい頃は、自分のことをほおっておいて、友達が悪いとか、お父さんが悪いとか、お母さんが悪いとか、先生が悪いとか人のせいにすることが多いよね。でも、だんだん学年が上になるにつれて、そういうのが減っていきます。それは、物事をきちんと考えて判断することができるようになってくるからです。もし、まだ、高学年になっても人のせいにすることが多い人、大丈夫かな。しっかり自分を見つめましょう。

 土曜日に文化会館で健全育成の大会がありました。そこでは、6年生の人も保健委員会の仕事を責任もって地道に活動を続けていてくれることで表彰されました。この大会で、他の小学校6年生の人がいじめについて発表しました。その子の友達が5年生の時にいじめにあっていたそうです。でも、ある時期からそのいじめがなくなりました。それはなぜかというと、そのクラスの誰かが「やめようよ!」と言ってくれたからだそうです。

いじめについてある弁護士さんがこんなことを言ってみえました。いじめが発覚したとき、子どもたちが口にする言い訳が三つある。一つは、「いじめられる側にも原因がある」では、今までにいけないことをしたり悪口を言ったりしたことがない人はいますか。いないですね。誰にもあることなのです。先生にもあります。こんなことは理由になりませんね。二つめ「そこまで傷つけるつもりはなかった」どこまで傷つくかはいじめる側が決めることではない。いじめられた人がどう感じるかで決まる。三つめ、これが一番大事だと思います。「自分はいじめていないので関係ない」自分はいじめていないから責任がないのではなく、むしろ周りの人がいじめられている人に声をかけたり話し合いの場を持ったりしていかなければいけない。

有終の美を飾るという言葉がありますが、最後がよければ良しという意味ではありません。何事も最後をきちんと締めくくることは難しい、だから初心を思い出してしっかり取り組まなければいけないということです。一年で一番寒い時期は過ぎました。これからは寒い暖かいを繰り返しながら春に向かっていきます。みんなも健康に気をつけ、学年の終わりを良い形で締めくくり、次の学年に6年生は中学校に繋げていってください。

 

 

 

DSCN5688.JPGDSCN5687.JPG