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〝学校集会での校長先生のお話〟

H28.2.23

 おはようございます。

 先生はトイプードルを飼っています。みんなの中には、先生がプードルを連れて散歩しているのを見かけた人もいると思います。そのプードルの名前は〝ピエール〟と言います。今年で17歳です。犬の年齢で17歳というと、人間の90歳近くになります。だから、随分おじいちゃんの犬です。もう、目も見えなくなり耳もあまり聞こえません。散歩に行くと、時々躓いたり、塀にぶつかったりします。

 みんなも、家で犬やネコなどを飼ったり植物を育てたりしている人はたくさんいると思います。生きものを育てることはとてもよいことだと思います。学校の授業でも、アサガオやミニトマトを育てたり、ザリガニを飼ったりしていますね。でも、いきものを飼うとき、みんなに考えてほしいことがあります。それは、いきものを育てるということは、そのいきものの命をみんなが預かるということです。みんなが餌をあげなかったり水をあげなかったりなど世話をしなかったら、そのいきものは死んでしまいます。

 東京にある上野動物園の元園長さんで中川さんという方がみえました。その中川さんが小学生の頃、お母さんからいきものを飼うときに気をつけなければいけないことについて話しをされたそうです。「いきものを飼うものに‘明日’という言葉はないんだよ。必要だと思ったら明日すれば良いではなく今日しなければいけない。それがいきものを飼う責任だ」と話されたそうです。いきものの命は、とてもタフだけれど、時には思いがけないほどもろいものです。いきものを飼う人はそのことを忘れないでください。そして、自分の命はもちろん、他の人の命、いきているものすべての命を大切に考えられる人になってください。

 

 

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