職員室より

旭小学校 人権集会

 6日(火)人権集会を開きました。校長先生からは、低学年、中学年、高学年用のお話を3本していただきました。

 低学年のお話は、「跳び箱」という作文です。何回も跳び箱に挑戦するが跳びこせない子に、クラスの一部から笑い声が・・・。」そんなとき「笑うな!」と大きな声が。クラスの男の子からの一声に、「笑ってごめん」とか「ガンバレ、ガンバレ」という声が聞こえてきました。

 中学年のお話は、「だから悪い」というお話です。一匹の子ねこが犬に吠えられている様子を見ていた二人の男の子。突然、窓からその様子を見ていた女の人が階段を駆け下り、犬を追い払いました。そして、二人の男の子をしかりつけました。「あんんたたち、恥ずかしくないの」「どうして恥ずかしいの?僕たち何もしてないよ」と男の子。「だから悪いの!」女の人は真っ赤になって怒っています。さて、何がいけなかったのでしょう。

 高学年向けのお話は、「テレビと馬」というお話でした。テレビが今のようにどこの家にもない頃のお話です。かつおの家は、父がブリキ屋で腕の良い職人です。暮らしに困ることはないですが、テレビを買う余裕はありません。仕方なくかつおは、裕福なまさはる君の家で、野球や漫画を見せてもらっていました。ある日、父が「今日はテレビが来るから、まっすぐ帰ってこいよ」といいました。父は、好きな酒やたばこを止めテレビの資金に充てていました。「としお君を呼んで、見せてあげる。としお君を馬にして見るんだ。だって、まさはる君の家では、そうしないとテレビをみせてもらえなかったから・・・。」すると父は、「何っ、おまえはとしお君を馬にして見る気か!」かつおの胸ぐらをつかんで父は怒りました。父は、まさはる君の家で馬になってテレビを見ている息子を見てテレビを買ってやることを決めたのです。自分では気づかずに友達を傷つけたり、差別していることはないか振り返ってみてください。

 この後、「こころ屋」というDVDを全員で鑑賞しました。この感想は、またの機会に紹介します。

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