皆さん、『 STAY HOME 』(お家で過ごそう)を心がけて過ごしていると思います。1学年職員の北山です。私の子どものころの夢は、冗談のように思うかもしれませんが、「世界征服」でした。笑い飛ばされるような話ですが、歴史上には「天下統一」や「世界征服」を夢見て、本気で挑戦した人々がいます。私は、大きな夢に向かって努力する歴史上の人物たちを「かっこいい!」と思いました。それが社会科に興味をもつきっかけでした。子どものころの夢は叶えることができませんでしたが(笑)、子どもたちに夢をもつ大切さを教え、その夢を応援できる仕事に就くことができました。
さて、私が大好きな歴史上で活躍した人物たちは、さまざまな名言を残しました。今日は、幕末に活躍した高杉晋作と友人の句を紹介します。
高杉晋作が晩年に詠んだ句です。
「おもしろき こともなき世に おもしろく」
※「ことなき世を・・・」という説もある。
この句の意味は、「面白くもない世の中を面白く生きるにはどうすればいいのか」といわれています。
句には、上と下があります。高杉晋作の上の句に対して、友人の野村望東尼が下の句を詠みます。
「すみなすものは、心なりけり」
この句の意味は、「自分の気持ちや考え方によって、人生は面白くなる」といわれています。
現在、コロナウィルスの影響で、いろいろなことができない世の中ですが、自分の気持ちや考え方によって、充実した時間を過ごすことができると応援されているような気持ちになります。お家での時間の使い方を見直していきたいですね。自分の健康を大切にし、この困難を一緒に乗り越えていきましょう。