学校ニュース

全員で学校生活!

2日から、生徒全員での学校生活が始まります。全員が集まったところで、全校集会を行いたいところですが、皆が集まると密になる心配があります。そこでICTによる集会が行われました。これは、タブレットと専用ソフトウエアを活用して、校長先生のお話を教室のプロジェクターに配信をします。校長室と教室がリアルタイムにつながるのです。昨年の秋、尾張旭市より提供していただいたタブレットをうまく活用することができました。校長先生からは、「一枚岩」となってこの危機を乗り切ってほしいというお話がありました。

「校長からのお話」

いよいよ今日から全員の登校が始まりました。2ヶ月遅れの新学期スタートです。しかし、ニュースで伝えられているように、新型コロナウイルスの第2波が心配されています。日常生活や学校生活においても、当面の間感染症対策をきちんと行う必要があり、普段通りの生活を取り戻すにはまだまだ時間がかかります。
ところで、和歌山県の古座川(こざがわ)というところに、高さ150m幅800mの強大な岩があるそうです。これがその写真です。車の大きさと比べるとその大きさがわかりますね。この岩は、「一枚岩」と呼ばれています。日本には、昔から皆が団結し、しっかりまとまっている様子を、この岩のように「一枚岩」という言葉で表します。
さて、今回のコロナウイルスでは、集団感染があった場所には、換気の悪い密閉空間であった、多くの人が密集していた、ごく近くで会話や発声が行われていたという3つの条件が重なっていました。そこで我々は、これらの感染経路を絶つ取り組みを「一枚岩」となって行わなければなりません。その方法として、学校生活では、「新しい生活様式」を進めます。実際には、毎日の朝の検温と体調の確認、教室の空気の入れ換え、こまめな手洗い、マスクの着用、人との距離をとることなど、今までと少し違った形で学校生活を進めていきます。授業の中でも、実技を伴う教科では行えない内容や、工夫が必要な分野もあります。給食では、原則自分で食べるものは自分で取りに行くことになります。当然食べるとき以外はマスク着用です。食事中は、ハンカチを用意して机に置き、咳が出そうになったら素早く口に当てる咳エチケットで対策します。一人ひとりが感染経路を絶つことを意識していくことが重要です。
部活動では、運動部の夏に行われる瀬戸旭大会を含めたほとんどの大会が中止の連絡が来ました。とても残念なことですが、部活動をどのように再開していくか、4日には部活動ごとでミーティングを行い話し合っていきます。また、1学期は多くの人が集まる行事は行うことができません。2学期も体育大会や文化発表会などをどう工夫すればより楽しくなるのか、知恵を出し合って考えていく必要があります。みんなで団結して「新しい生活様式」を守り、「一枚岩」となって学校生活を歩んでいってほしいと思います。これでお話を終わります。