天気予報のもとになる「天気図」が日本で初めて作られたのは、明治16(1883)年の2月16日です。ドイツ人の技師エルウィン・クニッピングが、各測候所から午前6時の気象電報をあつめて天気図を作ったのです。3月1日には、印刷されて人々に配られましたが、この天気図には、風向き、風力、天気、気圧、気温が記入されていました。等圧線は2本だけだったそうです。
天気予報が一般の人に発表されるようになったのは、次の年の6月1日からです。今では、気象衛星を使って正確に早く、テレビやラジオ等で素早く知らせることができます。