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お水取り(東大寺二月堂)

 今日は、奈良の東大寺の二月堂で「お水とり」という行事が行われます。この行事は、千年以上も前から続いています。三月一日から二週間行われる修二会(しゅにえ)という行事のなかの一日です。

 この日は、お堂の下の井戸から水をくみ上げます。この水をいただくと、病気や災難からのがれられると伝えられています。また、お坊さんが「おたいまつ」とよばれる火をかざして、石段を駆け上がり、二月堂の舞台で、おたいまつをふりまわします。おたいまつから飛び散る火の粉も、災難を追い払うと伝えられています。

 関西では、この行事が終わると、春が来るといわれています。