学校情報

蟻がナイル川を渡るには

 朝の学校集会での、校長先生のお話です。

 

 山が若葉でいっぱいです。新緑の木々が風に揺れる様子を「山が笑う」といいます。「山、笑う」は俳句の季語にもなっています。

 

 さて、世界で一番長い川であるナイル川を、蟻が渡ることを知っているでしょうか。何千匹、何万匹もの蟻がサッカーボールのように固まって、川の水面を流れてゆくのです。水面下になった蟻はおぼれてしまいますから、順番に場所を変わって呼吸するのですが、もし力の強いわがままな蟻がずっと上にいると、下になった蟻は息ができなくてどんどん死んでしまいますね。そうすると、最後は全部の蟻が沈んで死んでしまいます。

 

 これを学校に置き換えてみましょう。力の強い子がわがままを押し通そうとすると、押しつけられた子はいやな思いをして、学校全体がうまく動かなくなってしまいます。みんながお互いのことを思いやって、協力できるようにしてください。

 

【え、本当かな? 今日も静かに話を聞くことができました】

ナイル川の蟻.jpg 

【1年生を迎える会が終わり、入学式のための飾りを、6年生が撤去しました】

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