火災が起こったら、どうやったら児童を安全に避難せさられるか・・・をテーマに、5年生の出校日の午後、現職研修を行いました。まず、肢体不自由の児童やけがをした児童を運ぶための「搬送法」の講習を、尾張旭市消防署の消防士さんから受けました。
〇 一人で行う搬送
・支持搬送(肩を貸す) ・背負い搬送(おんぶ) ・横抱き搬送(お姫様だっこ) ・背部から後方への移動 ・毛布やシーツを利用して
〇 二人で行う搬送
・前後から抱えての搬送 ・左右から抱えての搬送 ・椅子を利用して搬送
そのほか、消防隊員が一人で運ぶ「ファイヤーマンキャリー」や、ロープを使ったおんぶの「こぶた搬送」も見せていただきました。また、倒れている人をおんぶするのには、コツがいることも分かりました。
続いて、東栄小学校にも2基ある救助袋(垂直降下型)を使っての避難訓練です。今回は3階の渡り廊下に設置されたものを使用しました。鉄棒のようにパイプにぶら下がり、手を一気に放すと「スルスルスルー」だったり「ズルズル」だったりしながら、数mを垂直に降りました。膝の開き方でスピードをコントロールできました。最後は「スットーン」と降着。ただ、準備や避難に思いの他時間がかかり、火や煙にまかれる中では数人を脱出させるのが限界かなぁと感じました。
今日の研修が役に立たつ機会がないように、防火に心がけなければ、と思いを新たにしました。