4年生の社会見学は、木曽三川公園と船頭平河川公園でした。社会科の「きょう土を開く」の内容は、「木曽三川分流工事と愛知用水」です。今日はその中の「木曽三川分流工事」について学ぶのが目的でした。木曽川、長良川、揖斐川が氾濫を繰り返した三川の下流地域で、人々が生活を守るために輪中を築いた岐阜県海津町と、愛知県愛西市立田町へ行きました。
最初は「水屋」の見学です。石垣の上に造られた避難小屋や、軒下に下げられた舟に目を丸くしました。続いて床面高56mの「治水タワー」に上りました。三つの川がつくる雄大な風景、中でも緩やかに曲がって伸びる千本松原の様子に息を飲みました。資料館の「水と緑の館」では、治水工事の様子を詳しく学びました。
昼食の後は宝暦治水で犠牲になった薩摩藩士を祭った治水神社に行きました。島津藩の家紋と、薩摩平田家の家紋が並んでいるのを、興味深げに見ていました。その後は、船頭平河川公園へバスで移動し、船頭平閘門(こうもん)を見学しました。木曽川と長良川をつなぐ水路を作るとき、1mの水位差を解消するために明治の中期に造られた閘門が、現在も使われていると知ってびっくりしました(今は物流のためではなく、プレジャーボートの利用が多いのだそうですが)。例年は川風が寒い木曽三川公園の秋ですが、今年はポカポカの日差しで暑いほど。上着を脱いでもまだ暑い、という子もいました。中身の濃い、充実した一日を過ごせました。
【1組】
【2組】
【3組】
【スナップの追加です】