2年

介助犬を知ろう(道徳講演会)

 日本介助犬協会の介助犬総合訓練センター~シンシアの丘~(長久手市)から、訓練士の方お2人と、介助犬のカナン君を招いて、道徳講演会を行いました。テーマは「思いやりの心を持とう-介助犬について学んで-」です。2時間目に2・3・4年生、3時間目に5・6年生が体育館で受講しました。人の手助けをする補助犬。全国では、目の不自由な人の手助けをする盲導犬が1010頭、耳の不自由な人の助けをする聴導犬が54頭、そして手足の不自由な人の補助をする介助犬がわずか72頭いるだけだそうです。介助犬は愛知県には4頭活動しているだけ。全国では介助犬によって生活の改善が見込まれる人が1万5千人もいるとのことでした。

 説明の後には、カナン君に介助の実演をしてもらいました。

DSCF9737.JPG① 落とした鍵やコインを拾って渡す。

② 靴と靴下を脱がせ、靴下を洗濯かごに入れる。

③ 冷蔵庫を開け閉めして、ペットボトルを持ってくる。

④ 携帯電話を探し出して持ってくる。

 訓練は「とにかく、できたら褒める」で、叱ることはせず、「なぜ褒めてもらえないの?」と考えさせるという、辛抱強い方法で進めるのだそうです。

 一通りの実演の後、代表の児童が順に車椅子に座り、TakeGiveなどの指示をカナン君に出して、①③④の体験をしました。

「ちょっと難しかったけれど、楽しくできた」「初めての人の指示でできるなんて、すごいと思った」「こんなことがでくるなんて、もっといろいろなことがでくるようになりそうですね」などの感想が聞かれました。 最後に児童から出た「車いすが犬の足を轢いてしまうことはありませんか」「どのように訓練するのですか」という質問にも、具体的な例を挙げながら、ていねいに答えていただきました。

 小犬を養育する「パピーホームボランティア」、適正のない犬をペットとして飼う「キャリアチェンジ犬ボランティア」というのもあるそうです。お年寄り、事故や病気で障がいを負う人等々、手足が不自由になることは他人事ではなく、身近なことです。肢体不自由児童受け入れ拠点校の東栄小学校で過ごす子どもたちは、他の学校の児童よりちょっぴり理解しやすい場にいます。福祉について考えることが深まったと感じられる機会でした。シンシアの丘の皆さん、そしてカナン君、ありがとうございました。

 

【2・3・4年生の部】

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【5・6年生の部】

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