教員の現職研修、スーパーバイザーの吉永幸司先生(元京都女子大学付属小学校長)をお招きしての、今年度3回目の研修を行いました。
まず5時間目に3年生の教室で、国語の授業研究を持ちました。単元は「すじ道を立てて話そう~しりょうから分かったことを発表しよう」です。昔と今の給食の様子の写真を見て、分かったこと、考えたことを発表しあう授業でした。ワークシートに、着眼点、分かったこと、考えたことを順に書き、でき上がったところで立って読み上げる練習をしていました。本校の重点目標「言語活動の重視」に即した内容の学習でした。
放課後、図書室を会場に研修会を持ちました。吉永先生から「話すこと聞くこと」は平成12年ごろから重視されるようになった、歴史の新しい教育内容だとのお話がありました。「読む・書く力≠話す・聞く力」であることを前提に、「話す」ことを授業時間の中にどれだけ取り入れることができるのかが課題だとされました。原稿を書くのではなくメモを作らせることが大切であること、また、発表のためのキーワードを会得することで、他の教科にも生きるようになるとのお話もありました。
【にこやかに分かりやすく話される吉永先生】 【う~ん、なるほど。この点はメモメモ・・・】
【そっかぁ、でもすぐに取り入れるのは難しいかも】
明日からの国語の授業づくりに生かせる内容の研修会でした。吉永先生、雨の中お越しいただき、ありがとうございました。