全国学校給食週間、3日目の主菜は「みそおでん」でした。愛知県の郷土料理、今風にいえば「名古屋めし」の代表的なものです。
料理としての「田楽」は、もとは豆腐やこんにゃくを串に刺し、柚子や山椒で香りをつけた味噌を塗って焼いたものでした。江戸時代に「煮込み田楽」として、出汁で煮たものに味噌だれをつけて食べることがはやりました。その後、醤油が普及すると、醤油味で煮込んだ「おでん」になりました。
味噌の生産量が全国第2位で、豆味噌が一般的な愛知県では、この「おでん」も味噌味で煮込み、「みそおでん」にしてしまいました。2年と3年の教室で聞いたところ、家でも「みそおでん」を食べるという子が半分弱という印象で、「家では普通のおでんで、みそおでんは初めて食べた」という子もいました。でも、ほとんどの子が「おいしいよ」と答え、「初めてだけどおかわりもした」と話す笑顔も見られました。
【和食は苦手かな?と思いきや、今日の献立はおおむね好評でした】
今日の献立は
〇麦ごはん 〇みそおでん 〇さわらの塩こうじ漬け 〇はりはり漬け 〇牛乳 でした。※みそおでんの大根は尾張旭市産です。