今日の朝の外気温は摂氏1度。体育館の中でも吐く息が白くなりそうです。でも、生活委員はほうきを手に、元気にあいさつを呼びかけていました。学校集会は伝達表彰で始まりました。読書感想文コンクール愛知県大会で優良賞を得た、1年生のKAさんと5年生のKMさんです。続いて、校長先生のお話です。
ついこの間、年が明けて「明けましておめでとう」と言っていたのに、もう2月になってしまいました。
明日、2月3日は何の日か分かりますか?(子ども達から「節分!」の声)そう、節分です。今日は節分についてお話します。みんなは節分と言うと、何を思い浮かべますか?(「豆まき!」「恵方巻き!」の声)そうですね、鬼のお面をかぶって「鬼は外、福は内」と豆をまきます。
節分は季節の「節」と別れるの「分」を書き、「季節の分かれ目」と言う意味があります。ですから元々は春・夏・秋・冬のどの季節の前にも節分はあるのです。でも、今では節分と言えば春になる「立春」の前の日だけを指すようになりました。
これは昔から、冬が終わって春になるのを1年の始まりと考え、今の「大晦日」のように「明日からが新しい年」として、特別な日ととらえたからでしょう。あさっての2月4日を「立春」といって、春になる日なのです。その春が始まる前日、新しい1年が始る前日に、「これから始まる新しい1年が、不幸や災いがない1年になりますように」との願いを込めて、1年に1度の春になる前を節分として残したのです。
さて、節分と言えば豆まきですね。「鬼は外、福は内」と言って豆まきをします。なぜ節分に豆まきをするのでしょうか?(「知らない」の声)なぜ豆をまくかについてはいろいろな説がありますが、昔、京都に鬼が出てみんなを困らせていた時、豆を鬼の目に投げて退治したという話があります。それから豆をまくようになったということです。実は豆まきにも正式なルールがあるそうです。ただ鬼に向かって豆を投げるだけではないようです。1度調べてみてください。ちなみに、まかれた豆を歳の数だけ、または歳の数より1つ多く食べると、病気にならず、健康でいられるといいます。 ほかにも節分の時には、柊の枝に鰯の頭を刺したものを戸口にはさむとか、恵方巻きと言って巻き寿司を食べるとか、いろいろな習わしがあります。
一段と寒くなってきていますが、節分、そして立春を過ぎたらこの寒さも和らいでいくると考えると、少しは気が楽になりますね。6年生はもうすぐ卒業、他の学年の1つずつ学年が上がりますね。少しずつ春が近づいてきています。
【生活委員会より、今週の生活目標は「あいさつをしよう」】