4年

ケータイ教室 安心・安全講座(4・5・6年生)

 昨今、携帯電話やスマートホンを使ってのトラブルや犯罪が多発しています。東栄小学校では昨年度から、ネット社会の危険と対応を学ぶ場を、それまでの6年生のみから、4年生以上へと拡大しました。学校公開の授業参観の後、3学年が体育館に入って、KDDIの方からお話をうかがいました。現実に基づいたアニメーションの事例を見た後で、何がいけなかったのか、どうすればよかったかを考えました。

 

① メールでのトラブル

 「このキーホルダー、可愛くない」。語尾を「可愛くない↗」と上げて話すと、「可愛いと思うでしょ?」ですね。ところが「可愛くない↘」と言えば、文字通り「可愛くありません」の意味。ところがメールで(文で)「可愛くない」とだけ打つと、ニュアンスが伝わらずに誤解され、仲間外れの原因に・・・

② いたずら写真のアップ

 バイト先の厨房の冷蔵庫にふざけて入った写真を、つぶやきサイトにアップし、炎上させてしまいました。店舗は閉鎖を余儀なくされ、3000万円の損害賠償を請求されます。その上、就職が内定していた進路先からも、内定取り消しの通知があり、人生を棒に振る危機に・・・

③ 個人情報のアップ

 氏名、年齢、電話番号などの個人情報や制服姿の写真をSNSに載せたがために、見知らぬ人からの誘いを受ける羽目になりました。言葉巧みに車に乗せられてしまい、その場は逃げ出して難を逃れたものの、しつこい電話や付きまといに悩まされることに・・・

 

 高校生を主人公にしたアニメでしたが、子ども達は「え、それまずいよ」「あぶないに決まってるじゃん」「うわぁ、そりゃあだめだ」と声に出しながら見入っていました。携帯電話やスマートホンの普及で、子ども達は親の知らないところで、簡単にネット社会に深入りし、危険に巻き込まれるようになってしまいました。東栄小学校でも、メールのやり取りからけんかになったり、個人のプライバシーをSNSに載せてしまったりしたケースがあったことが、生徒指導主任のMT先生から話されました。今日は二十数名の保護者の皆さんにも一緒に聞いていただきましたが、ご家庭でも十分に話し合ってみてください。

 

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