家庭教育学級の開講式の記事でご紹介したように、4年生では体育の授業時間の中に、「保健」の領域で「育ちゆく体とわたし」という単元があります。そのうちの2時間は、養護教諭のHN先生による性教育です。
1時間目には男性と女性の外観の変化をみんなで考えました。ひげが生える、喉仏が出る、体毛が濃くなる、肩幅が広くなる、胸がふくらむ、腰の幅が広くなる等々、思いついたことをグループで話し合い、発表しました。新しい命のため・・・ということで、赤ちゃんに人形(大きさ重さとも、新生児の平均値です)を抱く経験もしました。
2時間目は身体の中の変化です。女性には卵巣や子宮、膣があり、月に一度、子宮から赤ちゃんのベッドが剥がれる時に月経が起こること。男性には精巣があって精子がつくられるようになり、射精が起こること。女性の持つ赤ちゃんのもとは卵子といって0.2㎜、男性の作る赤ちゃんのもとを精子といい、0.06㎜しかないこと。そして最初の月経を初経、最初の射精を精通ということを聞きました。
数十万個の中から毎月1回ずつの卵子と、1億~2億もある中のたった一つの精子の組み合わせという、奇跡的な出会いがみんなの大切な命だという説明に、子ども達は真剣な表情で聞き入っていました。
最後に、身体の中だけれども目には見えない、心の変化についてもお話を聞きました。小さいころには区別なく接していたのに、次第に男の子同士、女の子同士で行動するようになったり、そのうちに異性が気になり、好きな子が出来るようになったりするのも、大人への準備なんだと・・・
【2時間目の板書の完成です。何を学んだか分かるでしょうか】