タテハチョウの仲間のツマグロヒョウモンです。大規模改修工事のために樹木が伐採された中庭の、地面に落ちた枯れ枝にとまっていました。4月から11月ごろまで見られるということですが、このあたりではやはり夏の蝶のイメージで、暑くなると多くなり、涼しさを感じるころには姿を見なくなります。もともとは西日本に生息した蝶で、1980年代には近畿地方までにしか見られなかったそうですが、1990年代には東海地方から関東地方に進出し、2000年代になると関東北部でも普通に見られるようになったということです(Wikipediaより)。温暖化の影響でしょうか?
ともあれ、今の子どもたちにとっては当たり前にいる夏の蝶です。漢字で書くと「端黒豹紋」と、ちょっとおどろおどろしいのですが、実物は綺麗な色です。写真の雄は前翅も全体が豹紋ですが、メスは前翅の外側が黒です。夏休みの自由研究に、昆虫採集もいいかもしれませんね。
【地上に降りた天使? ツマグロヒョウモンの♂】
【地味な翅の裏側が見えます】