東栄小学校の校地の北東の一隅をしめる砂除池(すおいけ)。この日も、じりじりと照りつける日差しのもとで、生き物が息づいていました。
【男性保護者集団「おっちゃんの会」が修理してくださった桟橋が、池の中ほどへ伸びます】
中央から南にかけて生い茂っているのはガマです。秋になると穂が開いて、ケサランパサランのような白い羽毛状の種をまき散らします。洗濯物などについて不快なのか、去年は苦情を受けて市の職員さんたちが刈り取っていらっしゃいました。
背が高く、穂も長いのが普通のガマです。中央部から西にかけて、コンクリート製の円い枠(土管?)が数か所埋めてあり、そこには小ぶりなコガマが植えられています。その周りに見られる、中途半端な大きさの穂は、もしかしてハイブリッドでしょうか?
【びっしり生えた普通のガマ】 【こちらは小ぶりなコガマ】
【これが気になる・・・ハイブリッド?】
今年はスイレンが例年よりたくさん咲いています。水面にかろうじて浮いているような花、ぐっと背を伸ばしているような花。砂除池のスイレンの花はやや小ぶりですが、一つ一つ見ていても飽きません。
【繊細さと華やかさを交えた、絶妙な造形】 【こんな風にポツポツと開いています】
枯れた草の茎にとまったのはシオカラトンボです。去年は青味の強いオオシオカラトンボを見ましたが、これは並みのシオカラトンボですね。
こちらはブタナの黄色い花にとまったヤマトシジミです。シジミチョウの仲間では、一番普通に見られる種類のようで、東栄小学校の花壇や砂除池の岸で見られるシジミチョウは、こればかりです。
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