今年の中秋の名月は9月27日の日曜日です。そこで、給食のお月見メニューは今日出されました(もっとも、暦の上では27日が十五夜でも、月齢からすると28日(月)の方が満月に近いのだそうです。28日は、軌道の関係でひときわ大きく見えるスーパームーンです)。
さて、お月見のお供えといえば、ススキとお団子、そして里芋でしょうか。
〇 月見団子
十五夜では、これからの収穫を祈り、11月の十三夜では、その年の収穫に感謝して、米粉で作った団子を供えたのが月見団子の始まりといわれています。白くて丸い月見団子は月が満ちる姿(満月)を模したもので、収穫への祈りや感謝だけでなく、ものごとの結実や健康、幸福をも表しています。月と同じかたちのに丸い月見団子をお供えし、そのお団子を食べることで、無病息災を得ることができると考えられています。
〇 里 芋
収穫に感謝して、その時期に採れた野菜や果物をお供えします。十五夜では芋類の収穫時期に当たることから、里芋やさつま芋などを供えます。
〇 ススキ
ススキは、月の神様を招く依り代(よりしろ)として供えられます。本来、月の神様の依り代は稲穂ですが、形が似たたススキ稲穂の代わりに供えるようになったといわれています。また、古くからススキには魔除けの力があると信じられていました。お月見に供えたススキを軒先に吊るすと、一年間病気をしないという言い伝えも残っています。
給食に登場したのは里芋と団子です(ススキは食べられませんから)。里芋はコロッケになって登場しました。月見団子は尾張地方独特の「しずく」の形です。ティアドロップ、涙滴型ですね。里芋の形を模していて、豊作祈った、また実りに感謝したともいわれます。これを食べれば団子と里芋の両方を食べたことになるかも?
今日の献立は
〇白飯 〇とうがん汁 〇さといもコロッケ 〇野菜のおひたし
〇月見団子 〇牛乳 でした
【これが「尾張地方型」お月見団子】
写真を撮りに行ったときは、まだデザートタイムではなかったため、愛知県型お月見団子の感想は聞けませんでした。
【今日は1・2年生だけを撮影できました】