今年度の芸術鑑賞は、東京の「劇団ポプラ」による、ミュージカル「オズの魔法使い」でした。ライマン・フランク・ボームの児童文学の名作を原作として、ミュージカルに仕立てたものです。竜巻で異世界へ飛ばされて、故郷のカンサスに帰りたいドロシーが、「能無し」とののしられるのが嫌で脳みそが欲しいかかし、失った心を取り戻したいブリキの木こり、怖がりのため勇気が欲しいライオンとともに、魔法使いのオズに望みをかなえてもらうため、数々の苦難を乗り越えてゆくという、広く知られたストーリーです。
低学年にはテーマが少し難しかったかな?という部分もありますが、ミラーボールを使った照明の効果に驚いたり、ちょっとしたくすぐりに笑いが漏れたりと、子ども達は舞台に引き込まれていました。
「すごかった」「面白かったよ」「楽しかった」「うん、なかなかよかった」という感想に混じって「(感動して)ちょっと泣いちゃった」という声もありました。「(一昨年の)忍者の話の方が面白かった」「ん~、なんだかなぁ」という子もいたのは、やはりテーマの問題でしょうか。ちょっと残念。
6年生からは「歌声が響いてよかった」という、ミュージカルにふさわしい感想が聞かれました。「ストーリーの展開がよく分かっってよかった」と言うあたりは、さすがに6年生でした。11人の劇団ポプラの皆さん、ありがとうございました。
《写真は低学年の部のものです》