学校情報

「いじめ」は人権侵害です(人権講話)

 1948年12月10日に、国際連合総会で「世界人権宣言」が採択されたことを記念して、わが国では1949年から、法務省と全国人権擁護委員会連合会が、12月4日から12月10日を「人権週間」と定めています。尾張旭市では今年、11月30日から12月18日までを「人権月間」として、人権意識の啓発に努めています。

 その「人権月間」の初日に当たる今日、朝の学校集会で、校長先生から人権に関するお話がありました。

 

師走.jpgのサムネール画像師走2.jpg 明日から12月です。もう1年で最後の月、時の流れは早いものです。12月は「師が走る」と書いて「師走(しわす」と言われます。「師」とは教師、つまり先生のことです。普段は落ち着いている先生ですら、忙しく走り回る月であるという意味です。それくらい年末は、バタバタと忙しいということです。(HP担当者注:師=法師(お坊さん)という説も有力です)

 さて、毎年12月4日から10日までを「人権週間」としています。尾張旭市はもっと広げて、今日からを「人権月間」としています。

 1年生や2年生の人には少し難しいかもしれませんが、「じん」は「人(ひと」、「けん」は権利の「権(けん)」と書きます。人としての権利、分かりやすく言うと「誰もが、楽しく、幸せに暮らす権利」です。もっと簡単に言うと、みんなが明るく楽しく暮らすということです。お年寄りにも子どもにも、障がいのある人にも、どんな人にも1人1人に人権があります。

 みんなにとって一番身近な人権問題なんでしょう?(子どもたちから「いじめ!」の声)そう、「いじめ」です。いじめは大変な人権無視なのです。なぜなら、その子の楽しく幸せに暮らす権利を奪っているからです。意地悪をされたり、無視をされたり、悪口を言われたりすれば、誰もが嫌な気持ちになります。そうなったらもう、幸せを感じたり、楽しく暮らしたりすることなんてできませんね。

 先日、いじめのアンケートがありました。そのとき、いじめを無くすにはどうしたらよいか、尋ねました。

〇低学年「自分がいやなことを、人にやらない」「いじめを見たら、だめだよと言う」

〇中学年「ごめんね、ありがとう、の言葉を使い、優しい心をいっぱいにする」「どうしていじめをするのか話を聞く」

〇高学年「人は良いところも悪いところもあるから、それを理解し合うことが大切」「他の人の意見にも耳を傾ける」

 いつも言うように、東栄小学校は「ともに生きる」を合言葉にしています。1人1人には、他の人にはない良さがあります。相手を認め、自分も認めてもらう。お互いを認め合うことで、「ともに生きる」という思いやりの心が芽生えてくるのだと思います。

 人権週間を機会に、思いやりの心をさらに心をさらに強くし、いじめのない学校、社会を作っていきましょう。

 

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【法務省人権キャラクター 人KENあゆみちゃん 人KENまもる君】

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  鉛筆3.1.jpg  読書感想文コンクール表彰

 

 人権講話に先立って、尾張旭市読書感想文コンクールの表彰が行われました。6年生のKMさんが、市内の全小中学校のなかで最高の「最優秀」を、2年のKMさんが2年生の中で一番の「優秀」を獲得しました。

1年IAさん  入選 「あっというまにしあさって」

2年KMさん 優秀 「早おきするといいかも」

3年HKさん 入選 「お話きかせてクリストフ」

4年IMさん  入選 「象のいない動物園」を読んで

5年MSさん 入選 「ココロ屋」を読んで

6年KMさん 最優秀「五体不満足」を読んで

 

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