先週末の暖かさには驚かされました。教室でジャケットを着ていると、暑いくらいでした。今週末には冷え込みが厳しくなるとの予報です。でも学校の木々には、まだ去りゆく秋を惜しむように紅葉した葉が残っています。一番目立つのが砂除池の北のカエデです。先週紹介した写真では、まだ一部しか紅葉していなかったのですが、1週間あまりで真っ赤に染まりました。
【1本だけですが、見事な紅葉です】
明るい赤茶色になって、緑の時より目立つようになったのは2本のメタセコイアです。1930年代に化石が発見され,絶滅種とされていましたが、第二次世界大戦後になって中国で現生種が見つかり、「生きている化石」とも言われます。東栄小学校のメタセコイアにはハシボソガラスが巣をかけています。もう少しして落葉すると(この落ち葉がなかなかの難物です(T-T))、巣が見えるようになります。探してみてください。
【真っ青な冬空とのコントラストが素敵です。和名はアケボノスギ】
※カエデは先週木曜日、メタセコイアは水曜日に撮影したのですが、実は金曜日未明からの大嵐で、かなり葉が散ってしまいました。
秋の深まりとともに、鳥の姿が目立つようになりました。ほぼ1年中、姿や鳴き声が目立つヒヨドリやキジバトに加え、ムクドリとモズが姿を見せました。ともに1年を通じて日本で過ごす留鳥ですが、北の方に住む個体群が南へ移動したり、標高の高い地域に住む個体群が低地へ来たりして冬を越すのだそうです。学校の北側の電線に、時折とまっているのを見ることができます。
ムクドリは木の実や草花の芽を食い荒らす困りものです。平成元年の卒業記念樹のコブシのつぼみを全部食べられた年もありました。一方、モズの「キキーッ」という高鳴きは聞こえますが、学校の中で「はやにえ(早贄)」を見たことはありません。