学校情報

継続は力なり(学校集会)

 朝の気温はそんなに低くなかったのですが、日が差さないため、体育館はひんやりしていました。子どもたちコートを着ても、ちょっと寒そうでした。学校集会での校長先生のお話です。

 

 ついこのあいだ年が明けて「明けましておめでとう」と言っていたのに、もう2月になってしましました。時の経つのは、本当にはやいものです。

 先日、なわとび大会がありました。3学期になって毎日なわとび運動を続け、みんなずいぶん上手になりました。当日、たまたま上手くいかなかった人もいるかもしれませんが、こつこつ練習すれば上達する、ということは実感できたと思います。

 さて、ある数字を紹介します。10133回。これは何の数字でしょう。実はこの10133回というのは、なわとびでの二重跳びの世界記録です。この世界チャンピオンは日本人で、鈴木勝巳さんという人です。小学校の1年生の頃は体が弱く、病気がちだったそうです。先生に勧められて始めたなわとびですが、少しずつ練習を重ねて、2年生になったときには、二重跳びで203回跳び続け、学校のなわとび大会で優勝しました。大人になってからもなわとびを続け、三重跳び、四重跳び、五重跳び、そしてなんと、1回だけですが六重跳びも成功させたそうです。1回跳んでいる間に、5回も6回も縄を回すというのは、どんな感じなのでしょうね。

 この鈴木さんは、跳び続ける時間でも世界記録を持っています。みんながなわとび大会の個人種目でとんだ時間は1分間(二重跳びは30秒間)でしたね。それでも途中で引っかかってします人もいました。鈴木さんはなんと、9時間46分1秒跳び続けました。皆さんが朝起きて「おはよう」のあいさつをして学校に来て、午前中の授業をしてお昼の給食を食べ、「さようなら」のあいさつをして、お家に帰ってもまた跳び続けているのです。この記録は、手の豆がつぶれ、足の爪が剥がれ、痛みと辛さ、苦しさと戦って手にしたものだそうです。

 鈴木さんは今でも、毎朝2時間半のトレーニングを続けているそうです。「継続は力なり」という言葉があります。小さなことでも弛まず努力を続けていけば、やがては1つの大きな力になるということです。1日1日は目に見えなような進歩でも、1ヶ月・2ヶ月・半年・1年と続けていけば、きっと素晴らしい力になると思います。皆さんは、元旦に今年の目標を立てたことと思います。無理をせず、でも休むことなく小さな努力を積み重ねて、目標に向かって取り組んで欲しいと思います。

 寒い日が続きますが、あさっては節分、そして4日は立春です。それを過ぎたら、この寒さも和らいでくると考えると、少しは気が楽になりますね。少しずつ、春は近づいてきています。

 

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 講話に先立って、伝達表彰がありました。夏休みに書いた読書感想文が、愛知県コンクール(いわば県大会!)で優良賞を獲得したのは、6年生のKMさんです。

 

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