今日はお話が長くなります。今まで「しつけの3原則」についてお話しました。今回からは「脳みそ」についてお話します。
さて、「なぜ、トイレのスリッパは、そろえたほうがいいのか」の質問に4人から回答がありました。
「次の人が気持ちよく使えるようにするため」
「みんなが気持ちよくなると 笑顔がふえるから」
「身近なことから整理整とんしないとかっこいい大人になれないから」
「みんながそろえていくと、次に自分が使うときも気持ちよく使える。
人のためより自分のためになるから」
答えは、「自分で自分をほめてあげられるから」なのです。
「次の人が気持ちよく使いやすいからそろえた」
「みんながそろえるようになると、きもちがいいからそろえた」
「誰も見ていないから、そろえずに行ってもいいけど、そろえた」
つまり、トイレのスリッパをそろえることで、「自分はよいことをした」。
だから、「よいことをした自分」をほめてあげることができるのです。
人からほめてもらうと、うれしい、気分がいいですね。ところが、自分で自分をほめても、うれしい、気分がいいと、「脳みそ」は思うのです。
残念なことに、人からほめてもらうのはめったにありません。でも、良いことをすれば、いつでもどこでも、自分から自分をほめてもらえるのです。
今回は、「トイレのスリッパをそろえること」をもとにお話しましたが、この他にも、どんどんよいこと、当たり前のことをきちんとして、自分で自分をたくさんほめてあげてください。
そうすると、みなさんの「脳みそ」には、健康な体になったり、勉強がわかったりするホルモンが出てくるのです。
※ 話が長いので、この続きは後日お知らせします。