土用とは立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間を指します。その中でも立秋前の最も暑い夏の土用が有名です。その期間中の丑の日に夏ばて防止にウナギを食べる習慣は、江戸時代から続いています。
土用の丑にウナギを食べるようになったのは、こんな言い伝えが残っています。
江戸時代、商売がうまく行かないウナギ屋が、物知りな発明家として有名な平賀源内(ひらがげんない)の所へ相談に行きました。
すると源内は、「丑の日に『う』の字がつく物を食べると夏負けしない」という民間伝承があるから、店先に『本日丑の日』と書いて店先にはるといいだろうと、勧めました。すると、有名な源内の言うことならと、町の人たちが集まり、そのウナギ屋は大変繁盛したということです。その後、他のウナギ屋もそれを真似するようになり、土用の丑の日にウナギを食べる風習が定着したようです。今年は、7月20日、8月2日が土用の丑の日になっています。
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