アレルギー疾患は決して珍しい疾患ではなく、学校にも各種アレルギーをもった児童が多数在籍しています。加えて、食物アレルギー症状の初発が学校という事例もたくさん報告されています。子どもたちが安心して学校生活を送ることができるよう、教職員はアレルギーに関する正しい知識と適切な対応を身につけておかなければなりません。
そこで、5月6日(木)の授業後、教職員が「食物アレルギー シミュレーション研修」を行いました。今回は、「食物アレルギーによるアナフィラキシー発症」という想定での研修です。はじめに養護教諭から、食物アレルギーに関する基礎知識とエピペンの使い方に関する講習がありました。その後、アレルギー発症児童や連絡係の児童、担任、応援の教員などといった役割をつくり、実際に緊急時の教職員の動きや対応方法についてシミュレーションしました。
教職員からは、「とにかく、早く応援の教員を呼ぶ工夫が必要」「グッズが一箇所にまとまっていたほうが便利」「救急車を要請するタイミングが難しい」といった、シミュレーションを行ったからこその感想・改善要望が出されるなど、有意義な研修とすることができました。