12月7日(火)、文化会館ホールで「命と心の講演会」を行いました。
元神戸市立鷹取中学校の近藤 豊宣氏を講師に迎え、「人々を救ったのは人の心」をテーマに、阪神淡路大震災の時、避難所となった中学校の様子を話していただきました。近藤氏は阪神淡路大震災の映像や中学生の作文を紹介し、当時のことを思い浮かべながら、避難してきた人々の世話を中学生も必死でがんばった様子を具体的に話してくださいました。そして、舞台の前に出て、命の大切さや思いやりについて生徒に問いかけながら、熱く語られました。
「避難所で差別が起こった。差別をするのは人の性である。しかし、それをみんなに呼びかけて、なくしていった。」
「大震災は、命や団らん、仕事、思い出、夢を奪った。しかし、思いやりとやさしさを 残してくれた。」
「ボランティアとしてがんばったのは、特別な中学生ではない。みんなと同じ中学生だ。だから、みんなにも、その力がある。」
80分間の講演を、生徒は静かに真剣に聴くことができました。きっと心に残ることがいくつもあったと思います。