生徒は自分が住む同じ日本で起きた大災害について、いろいろなことを感じたようです。文章に書くことで、自分なりに考えることができるので、感想を書きました。生徒の感想の一部を紹介します。
「東北関東大震災」についての感想
・ 学級閉鎖で家にいて、ゆれを感じて、なるべくガラスなどを避けた所に立っていました。どうせすぐおさまるだろうと思って立っていたのですが、今まで私たちが味わった地震と違い、長くて気持ち悪くなるようなゆれでした。あわててニュースを見てみると、東北地方がすごいことになっており、とても胸が痛かったです。
・ 僕が生まれてから初めてすごく大きな地震が起きて、こんなにもこわく大変な事なんだなと感じました。自分達のできる限りのこと、自分の場合のことも考えていきたいと思いました。
・ 私のお父さんが東京にいて、夜も全然眠れなかったと言っていました。ずっとテレビで津波、地震、火災など色んな事をやっていて、私もすごく心配でした。愛知に大きな地震が今来たらどうしようし考えると、毎日気が気ではありません。
・ 東北地方(福島)にいる友達は、電気・水・ガスが出なくて大変と言っています。一刻も早くそれらが行き渡るといいと思います。
・ 愛知県って今はすごく平和なんだなと思いました。お父さんに、「今、お前がご飯を食べれるのも、暖かい部屋にいれるのも、洋服をいっぱい着れるのも、トイレに行けるのも全部幸せなことなんだぞ」と言われました。
・ テレビを見て、ぐっときたのは、さっきまで家族で手をつないでいたのに、津波ではなしてしまってバラバラになってしまったというのを聞いて、とてもつらいだろうなと思いました。
・ ニュースの中で、一番心にささった事があります。ある女の人が家に帰って来た時、そこに家はなく、くずれた家の中に、自分の家族が生き埋めになっていると話していました。それを聞いた時、私はすごく悲しくなりました。
・ 家がなく、避難所生活の人にも早く安心感をもってほしいと思います。余震がまだまだ続くし、不安だと思うけど、それをがんばって乗り越えてほしいと思います。今回の地震で、地震はいつ起こるか分からないので、今できることは、今のうちにやっておいた方が良いし、人を思いやる心を忘れちゃいけないと思いました。また、命の大切さを改めて感じました。
・ 僕がすごいなあと思って感動したのは、知らない人同士で、知らない人を助けていたということです。日本人は、いざとなったら、いつでも助け合いの心を持っていたからすごいと思いました。そして、日本全体では、東日本のために、節電、募金など全員が協力をしてくれているので、みんなの思いやりが伝わってきました。
・ 最初、「全然大したことないや」と思っていたら、どんどん死者が増えていって、1日たつと千人を超えていて、大変なことが起きたんだと思いました。みんなやれることをやっていて、すごいと思いました。いざとなってからでは遅いということが、改めてわかって、本当に胸が苦しくなりました。
・ 亡くなった人もたくさんいて、中には小さい子もいたので悲しかったです。それでも、日本人はあまりパニックにならずにすごいなあと思いました。日本が元通りになるのも早くなるといいなぁと思いました。
・ 被害にあった人の気持ち全部は分からないけど、少しでも、募金や節電で協力したいと思いました。
・ 地震は防ぐことができないので、備えておくことが大事だと思いました。東海大地震が起こるのは、そんなに遠いことではないので他人事ではありません。むしろ、同じ国で大変なことが起きたことを一緒に悲しんで、一緒に改善していくべきだと思いました。