中学校最後の体育大会でいつも大縄でとべない○組。全員リレーも最下位の○組。1位との差は、一周もあって他のクラスの子にも○組とは相手にならないと言われることもあった。でも先生や他の友達は励ましてくれた。1回大縄が跳べただけでもみんなすごく喜んでこの時の1回は他のどのクラスの百何回よりもみんなの気持ちのこもった1回だったと思う。リレーも走順を変えたり、みんなといっしょに走る練習をしたりして、本番では予想もしなかった結果がでた。結果発表で3位に入っていなくてダメだと思ったら「2位○組」と発表されびっくりして、「ワー」と喜ぶのを忘れてしまった。でもそのぐらい嬉しかったのだ。2位になれたことは、もちろん嬉しかったけど、みんなの今まで見たこともない顔が見れたのはよかった。リレーの時はみんな自分が走る前には息ぎれしてしまうぐらい応援していた。そして泣いていた。この時の涙は、今までの練習は大変だったけど、今日までみんなで練習してよかったという気持ちやいろいろな感情が混じり合った涙と思う。体育大会が終わって○組の中に「絆」という「仲間」という言葉が現れてきたと思う。今まではクラスメートで話すだけの友達だったが、今は本当に39人+1人がとても大切な仲間になったと思う。これからあと、数ヶ月もっともっと○組で楽しく過ごしたい。
3年生