11月4日(木)5限に、被爆された方の体験談を聞く、語り部講演会が国立長﨑原爆死没者追悼記念館とのオンライン形式で行われました。尾張旭市は非核都市宣言をしており、戦争の悲惨さや核兵器の恐ろしさを風化させることなく、恒久平和の大切さを伝えるという趣旨で行われました。今回お話をしていただいた清野さんは当時8歳で被爆後に姉を亡くしたという体験をされました。実際に体験された方にしか分からない苦しみや悲しみ、核兵器の恐ろしさ、平和の大切さを一生懸命に話されました。以下、生徒の感想の一部を載せさせていただきます。
私のひいおじいちゃんも被爆を体験していて、その話と今回の話は似ている部分もありました。清野さんが語ってくれたこと、つらい思いをたくさんしていたのに、このことを教えてくれて感謝したいです。これからも「戦争を起こさない」で幸せな国であってほしいです。(1年)
特に亡くなった姉の遺書がとても響いた。自分が被爆したのにまだ「お国のために」と書かれているところに戦争のむごさを感じた。あらためて原子爆弾なんてものはあってはならないと痛感した。世界が核開発を行っている今、お互いを尊重し合って、「戦争をおこさない」ということが大事だと考えた。最後の「正義の戦争はない」がとても心に残った。(2年)
原爆に対する考えが少し変わりました。想像以上の悲惨さで、実際あの場にいたら、夜も怖くて眠れなかったと思います。今、日本は戦争がなく、外から見たら平和かもしれないけど、まだ戦争が続いている国はあります。「語り部」さんのように体験した人の思いが伝わってほしいと思いました。(3年)
まず、今回は貴重なお話を聴かせていただいて、ありがとうございました。当時の大変な様子がよく伝わってきました。この話を聴いた中で、アメリカ兵の話がとても印象に残りました。怖く、悪者だと思っていたアメリカ兵が自分たちにやさしくしてくれた。この話を聴いて、本当に悪いのはアメリカ兵でも国民でもなく、戦争を始めた人たちなのだなと思いました。戦争は戦勝国であるアメリカ人も望んでいないし、無抵抗な市民もたくさん殺されたので、誰も幸せにしない、許されないことだと思いました。このお話を聴いた僕たちの使命は、このお話を忘れることなく、自分たちが大人になったときに未来の子どもたちに語り継いであげることだと思います。先人の方たちの思いをむだにしないようにしようと思います。今日は本当にありがとうございました。(3年)
生徒の皆さんが真剣に聞いてくれたのはとてもよかったと思います。長﨑に届けたいと思います。