コレカラドースル?ということで、みなさんこれから「どうしようか」考えながら聞いていただけるとうれしいです。まず、50年後って?石油と天然ガスが枯渇、つまりなくなります。別になくなったところでねぇ~再生可能エネルギーがあるじゃないですか?と思う人も多いと思います。ですが、3ページを見ると分かるように、石油は衣服や自動車専用燃料、天然ガスは都市ガスや電力になります。さらにプラスチックや合成繊維、合成ゴム、塗料、合成洗剤にも石油は使われています。もちろん、再生可能エネルギーである水が衣服や自動車用の燃料に、風がガスには到底なりません。
50年後「このままいくと50年後どうなるのか」を衣服で考えてみましょう。まず石油がなくなると、石油を原料とする合成繊維がなくなります。5を見てください。繊維の生産の6割強が合成繊維です。単純に考えると、衣服の原料の6割強がなくなるということです。なので石油がなくなるとやばいです。
100年後。国連によると世界人口は約33億人増えるそうです。それだけ物を使う量は増えます。つまり資源はどんどん減っていき、衣服では繊維がなくなり、獣の服を着るようになるかもしれません。なのでSDGSを達成するための努力をしなければなりません。さきほど50年後、石油・天然ガスがなくなる100年後には獣の皮ごとになるかもしれないとお話ししましたが、みなさんはそうなると思いますか?そう思わない人も多いと思います。なんでですか?たぶん、誰がなんとかしてくれると思っていると思います。誰かって誰ですか?たぶん、大人だと思います。今は大人にまかせることもありだと思います。しかし石油がなくなりそう、天然ガスがなくなりそうになったときに大人になるのは僕たちです。そんな重要な時期に大人になってしまう僕たちに何が必要なのか、ということでこれから必要になる力についてもお話しします。
10年後には1位:戦略的学習力つまり状況に応じて最適な学習内容や学習方法を選択し実践できるスキル、2位:心理学、3位:指導力が必要になるとしています。1位~20位を見ると70%がスキルや能力です。
このことから今まで通りに通用しない中で、人がすでに知っていること、つまり教科書の中だけでは対応できなくなることが予想されます。
最後にこれから必要になる戦略的学習力、心理学、指導力の身に付け方を少し戦略的学習力の1つめは「何を学ぶか」を見極めることです。時代とともに社会的なニーズが低下し続けている分野を選ぶのではなく、これから成長が期待されていく分野を選ぶ視点を持つ点がポイントです。2つめは学び方を考えることです。独学かスクールに通うのか、長い時間をかけるのか、短い時間をかけるのかなどです。3つめはトライ&エラーです。たくさん挑戦することが大切になります。
心理学は学ぶことです。書籍、スクールなどがあります。指導力は相手の性格や能力に応じた指導ができるか、言葉でレクチャーできるか、良好な関係をつくるのが上手か、感情が安定しているか、褒め方、諭し方が上手かを意識するといいそうです。これらを意識して、変化していく時代の中で必要になる力、自分の傾向、特性を理解し、的確に対応しましょう。