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3年生総合まとめ「自分をプレゼンしよう」4

私は中学校3年間で学んだことや考えたことを多様性の観点から話していきたいと思います。話したいことは主に3つで、学校についてと、差別について、そして未来の多様性についてです。

まず学校について。私は小学校の頃から学校が嫌いでした。理由は、人と話すのが苦手、ということなどもあるのですが、中学校で新たに分かったことがあります。それは「みんなと同じであること」を強制される、ということです。これは学校教育を批判したいわけではありません。もちろん、協調性を学んだりすることもとても大事だと思います。ただ、その「協調性」を求められすぎて、少し息苦しさを感じませんか?

次に差別についてです。先ほど「みんなと同じであること」を求められる「息苦しさ」について話したのですが、その「息苦しさ」の根底にあるものは「みんなと違うこと」を恐れることだと思います。ではなぜ人は「みんなと違うこと」を恐れてしまうのでしょうか?私はその理由には、差別に近いものがあると考えます。人は誰かを下にみることによって、自分の価値を確認したがる生き物です。なので「みんなと違うこと」は下にみられる対象になりやすいのだと思います。どうでしょうか。みなさんは自分の周りで人と違う人を馬鹿にするような風潮を感じたことはありませんか?このちょっとした「差別」が、「みんなと違うこと」を恐れることにつながり、結果的に「息苦しさ」を生んでいるのだと思います。差別は遠い国の話のように感じられますが、いつでも、誰でも、みんなの中に差別は存在しています。

最後に未来の多様性について話したいと思います。現代において、多様性はあまり浸透していないように思えます。先ほど述べた「差別」もその原因の1つだと思います。多様性って難しいし、なんなら綺麗事ではあるのですが、私はみんなが生きやすい社会にしていくために、多様性は必要だと思います。私がはっとさせられた言葉があります。パラリンピックの開会式をつくられた方の言葉なのですが、その方は「多様性って誰かがつくってくれるものじゃないんだよ」とおっしゃっていました。そしてここからが、私が今日一番みなさんに伝えたいことです。それは私がこの3年間で学んだことは、「未来がこうあってほしいと願うならば、まずは自分が行動しなければならない」ということです。これは当たり前のことではあります。ですが、見落としがちなことでもあると思います。なので、私はこれからみんなが生きやすい社会にしていくために、自分にできることをしっかり考えて、自分にできる限りのことを精一杯やっていきたいと思います。最後に私は多様性の本当の意味って「みんなが自分のことも他人のことも認めてあげられること」だと思います。みなさんは多様性の本当の意味って何だと思いますか?

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