<人権週間のお話>
おはようございます。
今日は、ちょっと難しいお話をしますが、とっても大切なお話でもあるので、よく聞いて、一人一人、みんなで考えてくださいね。
みなさん、「人権」という言葉を知っていますか?
「人の権利」と書いて、「人権」といいます。
みなさん、一人一人には、「幸せに生きる」という権利があるのを知っていますか?それが、人権です。
じゃあ、人って、どんな時に幸せになれないのでしょうか?
けんかやいじめ、友だちとうまくいかなかったり、お家の人や先生、まわりの人に、本当の気持ちがわかってもらえなかったり…。こういう時って、嫌な気分になってしまいますよね。人と人が楽しく、豊かに、幸せに暮らしていくためには、自分だけでなく、お互いに相手の心を大切に考えなくてはいけません。
じゃあ、そんな時に使える魔法の言葉を二つ教えますね。
「どうぞ!」という言葉と、「ありがとう!」という言葉です。
みなさん、「譲り合い」という言葉を知っていますか?
実は、日本という国では、この譲り合いが、とても上手だそうです。外国の人たちがびっくりするほど、感心するそうですよ。お互いが相手を尊重して、譲り合いの精神で生活すれば、けんかやいじめは、絶対に起こらないですよね。
相手に「どうぞ!」という気持ちを伝え、された方は「ありがとう!」という感謝の気持ちで応える。そんな人たちばかりなら、毎日が、楽しくって、楽しくって、幸せな気持ちになれますよね。みなさんのクラスや白鳳小学校は、どうですか?
言葉には出さないけど、「どうぞ!」と、いつも友だちのことを思いやる人、何かしてもらったら「ありがとう!」と、いつも感謝の言葉を素直に言える人…そんな人の近くにいるだけで、とっても心が清々しくなってきます。
そんな人たちが、たくさんクラスにいて、そんな人たちがいつも笑顔で、幸せな気持ちで生活できる白鳳小学校だといいですよね。
そして、みなさん、一人一人、まったく同じ人はいません。それぞれに、いいところをいっぱいもっていますよね。そんな人たちがいっぱい集まって、楽しい仲間となっているのがクラスです。お互いが認め合うことが、幸せな気持ちへと繋がっていきます。
最後に、そんな工藤直子さんの詩を読みたいと思います。
みなさんは、配ったプリントを見てくださいね。
★「ぼくは ぼく」朗読
尾張旭市では、12月を人権月間としています。また、全国的には、今日から10日(月)までを人権週間としています。
白鳳小学校のみなさんが、ちょっと難しいけど、人権について、一人一人、しっかりと考えてほしいと思います。
以上で、お話を終わります。