1年生

令和2年度 入学式/校長・式辞

<式 辞・お祝いの言葉>

白鳳小学校、新一年生のみなさん、おはようございます。

ご入学、おめでとうございます。みなさんの入学を先生たちや白鳳小のお兄さん、お姉さんたちも、楽しみに待っていますよ。みんなで応援しますから、安心して小学校へ通ってくださいね。

それでは、みなさんに、小学校でお友だちがいっぱいできる、魔法の言葉を三つ教えます。

一つ目の言葉、「おはようございます!」…毎朝、元気にあいさつすると、とっても気持ちいいですよ。

二つ目の言葉、「ありがとうございます!」…お家の人や先生、そして、お友だちから助けてもらったり、「がんばれ!」って励ましてもらったりしたら、ちゃんとお礼が言える子になってね。

三つ目の言葉、「ごめんなさい!」…何か、失敗しちゃった時は、心から謝ることができる素直な子になってほしいな。

そして、もう一つ、白鳳小学校には、校訓という、学校のみんなの合言葉、「元気・根気・勇気」があります。

一つ目は、「元気」です。元気にあいさつをしながら、明るい笑顔で学校に来てください。先生は、毎朝、校門でみなさんが来るのを待っています。

二つ目は、「根気」です。お友だちと根気よく勉強できますか?学校は勉強や運動をするところです。先生がやさしく親切に教えてくださいます。先生のお話をよく聞いて、根気よく勉強する子になってください。

三つ目は、「勇気」です。勇気を出して、いろんなことにチャレンジできますか?困っている子がいたら、勇気を出して、助けてあげられますか?迷惑をかけたら、勇気を出して、「ごめんなさい」と言えますか?勇気もりもり、やさしい子になってほしいな。

みなさん、とってもよい子ですね。それでは、お家の方にお話をしますので、少し待っていてください。

保護者のみなさま、ご入学おめでとうございます。お子様たちは、様々なことに取り組み、いろいろ迷いながら成長していきます。そんな姿を、家庭・学校・地域が一つとなって、見守っていくことが、何よりも大切だと考えています。

「『失敗』と書いて、『成長』と読む」、これは、故野村克也監督の言葉です。

学校であれ、家庭であれ、地域であれ、子育ての基本は、子どもたちに、一つ一つ、丁寧に教えていくことだと思います。「成功」より「失敗」の方が多い子どもほど、手は掛かるかも知れないけれど、確実に成長を見届けることができると…何人もの名選手を育て、再生してきた野村監督の言葉が、心に響いてきます。親として、教育者として、これ程、子育て冥利に尽きることはないのではないでしょうか。そして、こうした時間こそ、子どもたちとの信頼感を育み、豊かな向上心へとつながっていくものと信じています。

まず、ほめること。できたこと、がんばったことを思いっきりほめてあげてください。子どもに限らず、ほめられれば、誰しも、どんな境遇におかれていても、歯を食いしばって、前を向いて歩みはじめます。いくつになっても、ほめられれば、本当にうれしいものです。

ただ、子どもたちをバランスよく伸ばすためには、きちんと叱ることも不可欠です。人生の先輩として、しっかりと目の前の子どもたちと向き合うことで、次への一歩をどう踏み出せばいいのか。寄り添いながら一緒に考えてあげる、そんな時間を大切にしてください。

学校と家庭、そして、地域が、共に信頼し合いながら、それぞれの役割と責任を果たし、子どもたちの成長のために努力していく所存でおります。

さあ、新一年生のみなさん、「元気・根気・勇気」という三つの合言葉、覚えてくれましたか。今日から、みなさんは、白鳳小学校の大切な大切なお友だちです。元気に遊び、根気よく勉強し、勇気もりもり生活しましょうね。

では、これから一年間、みなさんがお世話になる担任の先生方を紹介します。拍手でお迎えしましょう。

一年一組 松野 さとり(まつの さとり)先生です。

一年二組 河合 美奈(かわい みな)先生です。

一年三組 伊藤 真理子(いとう まりこ)先生です。

一年四組 武田 歩美(たけだ あゆみ)先生です。

どの先生もとっても優しい先生です。いっしょに「元気・根気・勇気」でがんばっていきましょう。それでは、座ったままでいいので、元気よく「よろしくお願いします。」とご挨拶しましょうね。じゃあ、用意はいいですか。一、二の三、「よろしくお願いします。」 先生方は、席にお戻りください。

たいへん上手にお話が聞けましたね。百点満点です。

これで、校長先生のお話を終わります。

令和二年四月六日

尾張旭市立白鳳小学校長 加藤 奈保樹

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