体の向きを演台に立つ校長先生にさっと向け、真剣に話を聞く東中生の様子を見て、今年度も東中の未来は明るいぞと思いました。ここに始業式での校長式辞の一部を載せます。
はじめに、皆さんの活躍する姿や成長する姿を期待していると言いましたが、決して、みなさんが成功することだけが素晴らしいことだ、意味があることだというわけではありません。例えば、1番になりたいと思っていても、1番になれる人は1人です。1番を目指してそうなれなかった人の中にも、しっかり努力をし、その人なりの成長を遂げた人がいるはずです。1番になることも意義のあることですが、大切なことは、自分が後悔なくやれたかどうかです。たとえ失敗に終わっても、挑戦し、力いっぱい頑張れたのなら、それはとても意義のあることだと私は思います。ぜひ、今年度は自分自身を「よく頑張った」とほめることができる場面をたくさん作っていってください。そして、東中学校全体、862名で互いに応援して、前向きに頑張っていける雰囲気を作っていきましょう。最上級生の3年生にお願いです。3年生の皆さんは、今言った姿を率先して見せていってください。授業、行事、部活動、あいさつや掃除、時間を守ることなどの生活面、すべてにおいて3年生は1・2年生の目標となり、「あんな3年生になりたい」と、あこがれの存在になっていってください。お願いします。2年生の皆さん、3年生の背中を追いかけ、そして最後にはしっかりとバトンを受け継ぐことができるように成長してください。目標があることで皆さんは頑張ることができると思いますし、やがてあなたたちが後輩の目標となります。期待しています。今日から令和5年度の中学校生活が始まります。「自分を高めるために」「クラスのために」「東中学校のために」「家族や地域のために」できることを考え、一人ひとりが東中生として輝いてくれることを願います。