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私たちが平和にしていきたい!(被爆体験「語り部」講演会)

「皮膚がとけてくっついた指と指の間をはさみで切りました」と辛い体験を語ってくださったのは広島平和文化センター被爆体験証言者の瀧口秀隆さん。全校生徒を体育館に集めて行った被爆体験「語り部」講演会。生徒たちは赤裸々に語られる瀧口さんの体験談を真剣な表情で聴いていました。ここに5人の感想を載せます。
直接体験談を聞いて、改めて戦争の恐さ、平和の尊さが分かりました。たった1つの核兵器が何千、何万もの人を苦しめ、そして更には、その何十年後も放射線の影響を受けて病気になっている人がいます。誰にとっても良いことなど1つもありません。それなのに戦争を続ける国、核兵器を作り続ける国があります。平和とは言い切れません。現代や未来の人が元気に、平和に暮らせるようにするために今日聞いたことを次の世代に伝えていきたいと思いました。瀧口さん、貴重なお時間をありがとうございました。私たちが平和にしていきたいと思います。

最近毎日、外国の戦争のニュースを見ます。僕は今まであまり深く戦争について考えたことはありませんでした。今日の講演会では、本当に体験した人の話が聞けて、嫌だけど知りたい気持ちになりました。恐いと思いました。それは、瀧口さんの平和でいてほしいという強い気持ちが僕達に伝わったからだと思います。今日感じた戦争の異常さを忘れないようにしたいです。

戦争がものすごくつらいことは知っていたけど、ここまでとは思っていなかったのでびっくりしました。ちょっとの風でとばされたり、その風がものすごく熱かったり、それで大やけどをしたり・・取り上げたらきりがないぐらいのつらい体験。証言者の方も思い出すだけでもつらいでき事だったと思うけど、私たちにつなぐために話してくれてとても感謝しています。戦争を実際に体験した人が少なくなっていく中、今後戦争をしないためには私たちが後の世代にこのことを話して、戦争のない平和な世界をつくっていく必要があると思いました。 ヒロシマに原爆が投下されたときの様子などはなんとなくしかわかっておらず、社会の歴史の教科書などで原爆ドームの写真を見るくらいでしたが、今回実際に体験した人から爆弾が落とされたとき、明るくピカッと光かって、人々が川に浮いて死亡していた。家に何も用意してなくて困ったこと。親子とバラバラになってしまったこと。まるで自分も体験したかのように心にささりました。一生忘れてはいけないことだとあらためて強く感じさせられました。

はだしのゲンを読んでいたので、実際に体験した人からの話と照らし合わせて聞くことができました。とてもわかりやすい説明で貴重な時間を過ごすことができました。特に皮膚がとけくっついた指と指の間をはさみで切ったという話がとても印象に残っています。喜ばしい話というわけではないけれど聞いていてとても興味深く、もっと広めるべきだと思いました。もう誰も傷つかないような世界になるといいなと思いました。

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