校長室から

平成27年度入学式/校長・式辞

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<式 辞>

 今年の桜は開花が早く、皆さんの入学を待ち焦がれるかのように美しく咲きそろい、春の躍動を感じる今日、269名 の新入生の皆さん、東中学校への入学、誠におめでとうございます。私たち、東中学校の教職員一同、心より歓迎いたします。
 また、保護者の皆様におかれましては、お子様の中学生としての出発を心からお慶び申し上げます。皆様の大切なお子様をお預かりするという重大な責任を果たすために、全力を挙げて努力する決意でございます。
 さらに公私ともお忙しい中、本校入学式にご臨席を賜りました尾張旭市教育委員会委員の 杉浦ますみ 様を始め、議員の皆様、民生児童委員、本校後援会、PTAの方々など、多くのご来賓の皆様、誠にありがとうございます。高い席からではございますが、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
今後とも、本校生徒たちのために、お力添えをいただきますよう、お願いいたします。

 さて、新入生の皆さん、あなたがたは今日から、東中学校の大切な一人であり仲間です。心の中には、これから始まる中学校生活への期待と不安があるかと思います。しかし不安については、何も心配することはありません。どんなに小さなことでも、分からないことは、勇気を出して、どんどん聞いてください。決して、一人で悩まないでください。
 中学校に入学したこの機会に、私からぜひとも考え、身に付けてほしいことを伝えます。一つ目として、人の一生の中で最も伸び盛りの大切な時期にさしかかっているあなた方が、周りから信頼される人間になるためには、幾つか心掛けなければならないことがあります。自分の行動に責任を持つこと、苦しさに耐えて頑張ること、自分の特性を伸ばすことなど、それぞれに大切なことですね。このような大切なことの中から、特に、「自分と共に、周りの人も大切にすることを心掛ける」ことを、心から、強く望みます。自分のことをよく考えると共に、いつも周りの人の立場になって考えることができる人になってほしい。
 人は、人との関わりの中で人として豊かに成長するのです。自分が人にしてもらいたいことは、人にもその通りにすることが大切なことです。お互いの温かい気配りによって、明るく楽しい学校生活が送れるよう、心から期待しています。

 二つ目としては、「自分で正しく判断し、行動ができ、そしてその行動に責任が持てる人になってほしい。」と望みます。
 そのためには、周りの人からの忠告に素直に耳を傾け、対話を大切にしてほしいと思います。良いこと、良くないことのしっかりとした判断をし、毎日の生活の中で、お互いに認め合い、励まし合い、さらに頑張り合える仲間づくりを、どうか大切にしてください。

 私達教職員は、学校や地域を舞台にして、子どもたちの人を思いやる心や優しさ、健やかな体、学び続ける意欲を育てていきたいと考えております。そのためには、子どもたち一人一人の心を耕し、生徒が活躍できる場を作り、保護者や地域の皆様と共に心を一つに結び合い、精一杯、頑張っていく決意を新たにしています。何とぞ本校の教育活動に温かい、ご理解とご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 終わりになりましたが、皆さん一人一人が、心優しくたくましく育ち、常に、より高い価値を求め続ける能力を身に付けてくれることを心から願い、式辞といたします。

 平成二十七年四月七日
    尾張旭市立東中学校長  山内 賢一
 

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