校長室から

平成28年度 入学式/校長・式辞

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<式 辞>

 今年の桜は開花が早く、暦を季節が追い越してしまいそうでしたが、今日の入学式を祝うように桜の花びらが舞い、若葉が芽吹こうとしています。本日、217名の新入生の皆さんを東中学校へ迎えることができました。新入生の皆さん、入学、誠におめでとうございます。私たち、東中学校の教職員一同、心より歓迎いたします。
 また、保護者の皆様におかれましては、お子様の中学生としての出発を心からお慶び申し上げます。皆様の大切なお子様をお預かりするという重大な責任を果たすために、全力を挙げて努力する決意でございます。
 さらに、公私ともお忙しい中、本校入学式にご臨席を賜りました尾張旭市教育委員長職務代理者の 谷山 れい子 様を始め、議員の皆様、民生児童委員、本校後援会、PTAの方々など、多くのご来賓の皆様、誠にありがとうございます。高い席からではございますが、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。今後とも、本校生徒たちのために、お力添えをいただきますよう、お願いいたします。
 さて、新入生の皆さん、あなたがたは今日から、東中学校の生徒となります。心の中には、これから始まる中学校生活への期待と不安があるかと思います。新しい世界へ進む時には、誰しも不安はあります。しかし、心配することはありません。あなた方は東中学校という大きなチームの一員だからです。チームには、仲間がいます。先輩もいます。先生方もいます。チームで助け合っていけます。どんなに小さなことでも、分からないことは、どんどん聞いてください。決して、一人で悩まないでください。
 中学生の三年間は、いろいろなことが大きく伸びる時期です。身長も大きく伸びるでしょう。運動能力や知識の量なども伸びていきます。いろいろなことに積極的に取り組めば、伸びていく中身も充実していきます。ぜひ、「頑張ろう」「やってみよう」という気持ちを行動に表してほしいと思います。しかし、うまくいくことばかりではありません。時には、失敗をしたり、間違えてしまったりすることもあるでしょう。そんな時にも、仲間を頼ってほしいと思います。互いに、支え合うことで、また頑張ろうとするエネルギーが生まれてきます。そして、お互いに頑張り合う仲間となります。
 仲間とともに、心豊かに成長していくためには、自分が人にしてもらいたいことは、仲間にも同じようににすることが大切なことです。お互いの温かい気配りによって、明るく楽しい学校生活が送れるよう、心から期待しています。
 また、仲間と互いに高めあっていくには、認め合うことが大切になります。素直に耳を傾け、話を聞くことから始めましょう。対話を大切にし、良いこと、良くないことをしっかり判断して、毎日の生活の中で、お互いに認め合い、励まし合い、さらに頑張り合える仲間づくりを、どうか大切にしてください。
 東中学校は、「さわやかな笑顔輝く東中生」を目指しています。頑張り合う仲間が増え、さわやかな笑顔が広がっていくことを期待します。

 私たち教職員は、子どもたちの人を思いやる心や優しさ、健やかな体、学び続ける意欲を育てていきたいと考えています。そのためには、子どもたち一人一人の心を耕し、生徒が活躍できる場を作り、保護者や地域の皆様と共に心を一つして、精一杯、頑張っていく決意を新たにしています。何とぞ本校の教育活動に温かい、ご理解とご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

  終わりになりましたが、皆さん一人一人が、心優しくたくましく育ち、常に、より高い価値を求め続ける能力を身に付けてくれることを心から願い、式辞といたします。

   平成二十八年四月七日
      尾張旭市立東中学校長  川本 幸則
 

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