25日(火)、生徒会によるスクールフェスティバルのオープニングセレモニーが行われました。ここから続く3つの大きな行事、クラスみんなで取り組む過程が大事です。みんなでやり遂げた、成し遂げたことを互いに讃えあえるスクールフェスティバルに。そしてみんなが成長していくことを願っています。下は、フェスティバルに向かう皆さんへのメッセージです。
今年度も皆さんのスクールフェスティバルが始まります。10月29日のエンディングセレモニーまでの間に「体育祭」「文化祭」「合唱祭」が行われます。
右にある図象は、天下分け目の関ヶ原の戦い(1600年)において、豊臣方の西軍大将であった石田三成が掲げた旗に描かれた会わせ文字です。「大一大万大吉 (だいいち だいまん だいきち)」と読みます。この六文字が意味するのは 「一人が万人のために、万人が一人のために尽くせば天下の人々は幸せになれる」といったものです。ラグビーの「One for all. All for one.(一人は皆のために、皆は一人のために)」と同様の意味です。三成は、この図象に己の志を表しました。
この「大一大万大吉」の考えは、東中学校のスクールフェスティバルの大きな成功につながるものと思います。運動が得意な人、苦手な人、歌うことが好きな人、得意な人、歌はちょっと・・・という人、コツコツと作り上げるのが得意な人、そういうのは不得意な人など、クラスの中にはいろいろなことを得手とする人、不得手とする人がいます。誰もが、「体育祭」「文化祭」「合唱祭」のどこかで輝く場面、クラスのために力を発揮できる場面があるでしょう。もし、今は何も得意なものはないな・・・という人がいたら、まわりの人たちの応援や手伝い、サポートを頑張ることで輝くことができます。そして、クラスとしては、困っている人や居場所を探している人が輝けるように巻き込んだり、手を差し延べたりしてください。
「ひとりはクラスのために クラスはひとりのために」、このことを誰もが胸に行動すれば、最高のフェスティバルになるはずです。フェスティバルを通して、今のクラスでしかできないこと、このクラスでしか味わえない経験を積み、みんなで成長してほしいと願います。