6月3日・4日、城山公園で、新居城の土塁と堀の調査見学会が行われました。
新居城は、14世紀末頃、水野雅楽頭宗国(うたのかみむねくに)が築いた城です。
城といっても、天守閣がある城ではなく、館のようなものです。今回の調査で、城の北側の土塁の下に堀が西へ続いているのが確認されました。
2.5mの土塁と5mの堀を合わせて7.5mの高低差があることから、守りに力を入れていたことがわかります。
水野氏は当時、対立していた大森の尾関氏に備えていたと思われます。
また、堀からは古墳時代の須恵器や室町時代の陶器が発見されました。
違う時代のものが一緒に発見されたのは謎です。