この夏、東京江戸博物館で「大妖怪展」が開催されました。
妖怪の「かたち」に焦点を当てて、江戸時代の絵画を中心に、古くは縄文時代の土偶にさかのぼり、現代の「妖怪ウォッチ」まで展示されていました。
日本人にとって妖怪は、西洋のモンスターとは違うような気がします。人間に害をなすもの、滅ぼすべき敵というより、もっと身近で、親しみがある存在です。また、物や自然を大切にすることや、悪い行いをせず、よい行いをすることを、人間に伝える存在でもあります。その姿も、恐ろしいものも、かわいらしいものも、楽しませてくれます。日本人は昔も今も妖怪が大好きなのです。妖怪ウォッチのブームもよくわかります。
自分にとって妖怪は「ゲゲゲの鬼太郎」や「どろろ」に始まり、最近は「夏目友人帳」ですね。
「大妖怪展」は9月から大阪で開催されます。そのうち名古屋でも開催されるかもしれません。