豊田市美術館で開催されている「蜘蛛の糸」展を観てきました。これは、「蜘蛛の糸」をキーワードに芸術作品を集めた展覧会です。絵画・写真・工芸・映画・・・分野や時代を問わず、さまざまな作品が展示されていました。
「夢のあと」という作品は部屋全体を蜘蛛の巣のように糸でおおい、そこにドレスが吊されているというものでした。そこから、インターネットの問題を連想しました。インターネットは人と人を結びつける便利な道具です。一方、それは人を縛り付けることにもなっていないでしょうか。そういえば、インターネットのシステムを表す「ウェブ」という言葉はもともと「蜘蛛の巣」という意味ですね。
子どもたちは「蜘蛛の巣」を上手に渡っているでしょうか。捕らえられてはいないでしょうか。
※この作品は撮影可でした。