市民シップネットの方を講師に、貿易を疑似体験して、経済のしくみを学ぶ貿易ゲームをしました。
子ども達はグループ毎に1つの国となり、紙を切って円や長方形を作り、それを売ることで利益を得ていきます。現実の国に格差があるように、グループごとに配布される紙(資源)・文房具(技術)・お金(資金)は同じではありません。自分たちが持っている資源・技術・資金をどう使うとよいか、みんなで話し合って考えます。途中、新たな資源発見などのイベントも起きます。子ども達は楽しみながら活発に取り組んでいました。最後に講師の方より、評価と解説がありました。あるグループは10ドル札を分けて使うことを思い付きました。安く紙や文房具を手に入れようとしたのでしょうか。また、別のグループは他のグループと交渉して、文房具を借りました。相手が「売るのはだめだけど少しの間貸すのはいいよ」と言ったからです。いわゆるリースですね。このゲームは、オリジナルな発想や工夫を考える訓練になると思います。自分で新しい方法を考えたり、みんなで話し合ってよりよい方法を考える体験は、将来仕事をする時にも生かされることでしょう。