校長講話として「わかり合う」というテーマで次のような話をしました。
1.スマホ・ケータイについて
メールのトラブルが保護者間でもある。悪気はないが、事実と違う情報が広まる。大人でもあるので、子ども同士ではさらにトラブルが多い。トラブルをなくすため、家族で話し合い、おわりあさひネットルール5か条(思いやりの気持ちを忘れない。9時以降使用しない。等)を守るとよい。
2.言葉磨き 心磨き
乱暴な言葉遣いが原因で友だちとトラブルになることがある。親子でも子どもが言うことを聞かず乱暴な言葉遣いをしてしまうことがあるかもしれない。相手にわかってもらう言い方の一つに、「アイメッセージ」がある。「私」を主語にして自分の気持ちを伝える。相手を主語にすると、相手は責められているように感じ、反発する気持ちが起こる。「アイメッセージ」だと相手は責められている気持ちにならないので受け入れやすくなる。他にも、「うまくやれている時を見逃さずにほめる」「正しいことは控えめに言う」等の方法がある。子どもたちの自尊感情(自信)とソーシャルスキル(人づきあいの方法)を育てることが大切である。まずは、「あいさつ」「ありがとう・ごめんなさい」から。
3.地域学校支援事業
昨年度から本校では地域学校支援事業を行っている。地域の中で生きていく子どもたちに、社会の中で生きていくコミュニケーション能力や地域のために働く意欲を育てたい。それには、学校だけでなく、地域ぐるみで子どもを育てることが必要である。学校では、地域を学ぶ・地域で学ぶ・地域の方から学ぶ地域学習を行っている。地域では、自治会等の行事がある。昨年度、おやじの会も発足した。子どもたちが多くの大人と接する中で育っていくとよい。
4.学習指導要領改訂
平成32年度(2020年)から完全実施される。道徳科や英語が話題となっている。3つの柱-何を知っているか、何ができるか-知識・技能。知識・技能をどのように使うか-思考力・判断力・表現力。どのように社会に関わり、よりよい人生を送るか-学びに向かう力・人間性。社会に開かれた教育課程-学校と地域・家庭との連携・協働。学校教育を通じてよりよい社会を創るという目標を共通理解する。
参加してくださった皆様、ありがとうございました。話が長くなってしまってごめんなさい。