6年

魔法の指導

6年生の縄跳びの授業で、最後に大繩跳びをしました。4人で手をつないで一緒に跳びました。何度も挑戦しましたが、息が合わず、なかなか跳ぶことができませんでした。そこで鈴木一成先生は、「縄を回さず、上から下に下ろすから、そこを走り抜けてごらん」と指示しました。下ろされた縄の上を通り抜けるだけなので、ひっかかることなく、通り抜けられました。次から次へと4人組が縄の上を通り抜けていきました。縄を下ろす速さがだんだん速くなっても、4人組でどんどん縄を飛び越えていきました。繰り返していると、上下に動いていた縄がいつの間にか回っていて、子どもたちは上手に跳んでいました。さっきまでできなかった4人組の大縄跳びが、わずか数分でできるようになっていました。縄が回っているとタイミングがつかみにくく、なかなか入れません。上下に動くだけだと、タイミングがつかみやすく、簡単に入ることができます。子どもたちができない理由を考えて、それを取り除いたり、軽くしたりすることで、できやすくする。それが指導の工夫です。とても勉強になりました。

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