1年

遠足で歴史を語る

6年生が遠足で古墳巡りをしました。そこで長坂遺跡と印場大塚古墳の2か所で歴史の話をしました。

長坂遺跡では、この近くで縄文時代の石器が発見されていて、尾張旭で一番最初に人が住んだと思われること、その理由は矢田川の水と長坂の森の食料(動物や木の実)であること、弥生時代になると矢田川の氾濫を避けて、南側の丘の上にムラをつくった、それが長坂遺跡と言われる住居跡であること、米作りは矢田川の北側で行われ、そこでは現在も米作りが行われ、地名も稲葉町であることなどを話しました。また、その後、古墳が作られる頃には、集落は矢田川北側の平地に移り、人々は先祖に見守られながら生活していたこと、さらにその後、長坂に白山神社が作られ、人々を見守り、その白山神社を新たにしたものが本地ヶ原神社であり、歴史がつながっていることも話しました。本地ヶ原神社にある天狗のかかと岩は、天狗岩古墳の天井石と言われています。天井石は名古屋城にも使われたそうです。

現在、長坂遺跡には白山第1号古墳、移築された天狗岩古墳、埋戻しされた住居跡があります。説明の看板がありますが、もう少し整備されるとよいと思います。

印場大塚古墳では、大塚町という地名が大きな塚(古墳)があることに由来することや、埴輪のことなどを話しました。印場大塚古墳には、大塚古墳のほかに復元した竪穴住居、複製した天狗岩古墳があり、中に入ることができます。

地域の歴史に興味をもってくれるとうれしいです。

DSCN1785.JPGDSCN1786.JPGDSCN1803.JPGDSCN1804.JPGその後、大塚公園に行くと、1年生が手作りのお弁当をとてもうれしそうに食べていました。

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