朝、1年生が小さな氷を持って登校しました。登校途中のどこかで見つけたのでしょう。大きさは5㎝くらいの小さなものでしたが、厚さは1cm以上ありました。「すごいね」と言ったら、「どうしよう」と聞くので、校舎の中に持って入って溶けると困ると思って「花壇の所に置いたら」と言いました。でも、なかなかそうしようとはしません。「そうだ、これでつつめばいい」と言って、ポケットからタオルハンカチを取り出すと、大事そうに包んで「先生に見せるんだ」と言って校舎に入っていきました。ああ、そうか、あの氷は、あの子にとって自分が見つけた宝物だったんだと思いました。
1年