入学説明会で尾張旭市心のアドバイザー西村則子先生に講話をしていただきました。内容の一部を紹介します。
① プラスの言葉かけ
子どもが「学校に行きたいな」という気持ちになるように、「こんなことができないと、1年生になれないよ」というマイナス言葉ではなく、「これができたら、1年生になれるね」というプラス-プラスの言葉かけをしてください。
② 達成感をもたせる
その子に合った持ち物を持たせてください。靴ひもが結べなければ、マジックテープの靴がよいです。ボタンをはめるのに時間がかかるなら、ボタンのない服がよいです。
③ 一緒に通学路を歩く
親子で家から学校まで歩いてみてください。晴れの日だけでなく、雨の日もするとよいです。その時、子どもの目線でまわりを見てください。見にくいもの、気を付けるとよいことがわかります。
④ 手のかからない「いい子」はいない
子どもは親の愛情を感じる時間が必要です。下の子の方に手をかけがちですが、上の子と2人の時間をつくってください。2人で一緒に買い物に行って一緒に何か食べるとよいです。それを2人だけのヒミツにするのです。
「1年生になったから、もう自分でやりなさい」はいけません。1人でやる時期は、大人が決めるのではなく、子どもが決めます。
子どもが学校から帰ってきたら、「今日の給食はパンだった?ごはんだった?」のように具体的に話を聞いてあげてください。「今日、学校どうだった?」という抽象的な質問では、子どもが困ってしまいます。
⑤ 家にアナログ時計を置いてください。
デジタル時計は時刻はわかっても、時間がわかりません。何かする時に、「長い針がいくつまでね」とアナログ時計を見させて、時間感覚を身に付けさせるとよいです。
子育てで困られたときは、市で相談活動を行っているので、ぜこお声かけください。